技術者ブログ

ステンレス アングル金物2023/01/31

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今回製作した製品はSUS304アングルの未研材を加工して製作を行いました。

アングルの角度切りの連続でした。

なかでも加工が難しかったが補強パーツになる所のアングルです。

CADで切り欠き位置の寸法を追い出し、アングルにマジックでラインを引き、

切断砥石で引いたラインの上を真っすぐ切り込みを入れていき

取り付くアングルにぴったり合うように切り欠き加工を行いました、

アングルどうしに隙間が空かないようにグラインダーで削り、微調整を行いました。

しっかり角度を出して、隙間を無くさないと本溶接時に歪んでコーナーの直角が出なくなるからです。

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本体自体の補強アングルですが、組み込み溶接時には直角をしっかり出すための補強の役目もしてくれるのでとても重要です!!

本溶接後は各コーナーの直角を確認し、図面の寸法通りにしていきます。

最後にJ曲げの丸棒を溶接して、仕上げに表面の溶接部のビードカットを行い完成です!

アングルの内側の溶接が結構狭くて大変でした。。(笑)

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新商品【壁付きラック】2022/10/21




ご報告が遅くなりましたが、新商品の壁付きラック RK-02Wが発売になりました!

実はこちらも社員間の投票で選ばれて商品化した第2号です。




第1号の「ステンレス傘掛け」に続いて、製品仕様をはじめ取付方法や、

説明書の準備、商品写真、HP等々・・・さらに入念に下準備をし、

万全の状態で製品化できたと思います。



今までの規格品とは少しテイストの異なった製品ができたと思いますので

いろんな場所に採用されて活躍してくれれば嬉しいです。

SDGsへの取り組み2022/06/18



先日SDGsについて講習会があったので、企業にも
達成に向けた取り組みを求められていることもあり、少し報告がてら
ブログを書いてみようと思います。(ちょっと真面目に)





sdgs_goals.png
最近あちこちで耳にする機会が多くなり、知っている方も多いと思うので
詳細は割愛しますが、
要は

「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、
世界のみんなで
2030年までに解決していきましょう!」

・・・という計画や目標のことです。




というわけで大きく分けて17の目標のうち、自社のステンレス製品を通して
直接もしくは間接的に関係が近いであろう目標を以下の3つに絞ってみました。


① 目標3:すべての人に健康と福祉を

goal03.png

健康や福祉に間接的に手助けできるものとして、弊社では
握りバー補助手摺」、「バリアフリー手摺」、「懸垂バー」、
うんてい」などのステンレス製品を作り続けています。

衛生状態、環境汚染の改善など根本的に大きな問題はありますが、
これに関しては
製品に使用している
ステンレス自汚れや錆に強い為、
衛生的に使える材料として非常に注目されています。


② 目標7
:エネルギーをみんなにそしてクリーンに

goal07.png

「再生可能エネルギーの取り組みをさらに強化する」ということに関して、
ステンレスはリサイクル性に優れているだけでなく、環境上問題となる物質や、
塩素系有機物も含まれていないため、リサイクル時においても有害なダイオキシンを
発生させません。

尚且つ半永久的な耐久性を備えているため、非常に環境にも優しい材料です。

③ 目標12:つくる責任 つかう責任

sdg_icon_sdgs-12_ja.png

❝持続可能な消費と生産❞の観点から、上記2つの目標に加え社内でも
ペーパーレス化、工場の照明のLED化を進めています。



「2050年までに今の生活を維持して世界の人口が96億人に達すると、
地球3つ分の天然資源が必要」

こう書かれているように天然資源の枯渇は目に見えている為、
生産者から消費者までが今ある資源をもっと効率的に使う必要があります。

今回自社に置き換えてSDGsを紹介しましたが、どれにも
当てはまらないことをしている企業なんて正直ないと思います。


このSDGsという言葉ができるずっと前から、電気をつけっぱなしにしない、
水道を出しっぱなしにしない、食べ残しをしないなど・・・昔から当たり前に
言われてきたこと


結局は会社単位ではなくて、一人一人が普段の生活の中でどれだけ意識してやるかが
一番大きな問題のような気がします。

難しいことは置いといて、みんなで身近にできることから始めていきましょう!



プレジャーボートに取り付けるステンレス ロッドホルダー2022/05/19


プレジャーボートのスターン(後ろ)に、ロッドホルダーをつける
ステンレスバーを取り付けたいとのご相談を受け、今回フルオーダーで
製作させていただきました。
2022/01/26にご紹介したブログ記事の続きです)

製作を進めるにあたり、手書きで非常にわかりやすい図面を頂きましたので
スムーズに打ち合わせができました。
           ↓↓↓↓↓↓↓ 
文書.jpg


ご感想と施工後の写真も合わせて送っていただきました。

"ロッドホルダーバーが無事届きました。
梱包を開けて確認致しました。不備は全くありませんでした。
なお予想以上のすばらしい仕上がりで大満足です。
ありがとうございました。
週末にマリーナへ持ち込み取り付けをします。
貴社の宣伝もさせて頂きたいと思います。
今後もオーダーがありましたら利用させて頂きたいと思います。"

海に船を浮かべ、コロナ禍のことは忘れてのんびり釣りをする。
最高の時間ですね!

ご注文ありがとうございました。

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L (4)-3.jpg

ドア取手のステンレス化粧カバー2015/07/07



この製品はドアの取手部の化粧カバーでサイズ径を出来るだけ

小さくしたいとのご希望でてオーダーにて製作しました。

普段は既製品を流用して対応しますが今回はお客様から

扉の取手になるので化粧カバーの高さを出来るだけ低くして

直線的な感じにとのご要望で作ったステンレスの化粧カバーです。

見た感じはプレス製品っぽいですが少量なので溶接による製品ですが

溶接跡などが分からなように組立、仕上を施しました!



DSCF3849.jpg





お墓のロウソクたてのステンレス防風扉2014/08/11

この製品はお墓のロウソク立て用の扉です。

ロウソク立ての本体は石製で元々扉がついておらず、

風で炎が消えるので防風扉を付けて欲しいとのご要望で

本体の石の形や寸法に合わせ、オーダー製作しました。



DSCF3450.jpg



扉となる部分と枠の部品に丁番を取付て開閉します。

丁番を取り付ける位置と枠に取付る寸法を間違えると

本体の石に納まらないので慎重に取り付けました。

通常の製作作業と勝手が違い時間がかかりましたが

こういった製品の製作も楽しいです。



DSCF3449.jpg




ビルオフィスのステンレス製作金物レポート^^2011/07/07

今回はビルオフィスの新築現場に納めさせて頂いた

ステンレス製作金物のリポートです!

ほとんど目立ちませんがしっかりと製作させて頂いて

心地いいおしゃれなオフィスの景観つくりに役立たせて頂いています♪

 

innfobob11.jpg

 

 これは壁に取付けられているインフォメーションボードですがステンレスがどこに

使われてるかわかりますか?

そう、枠のちょっと光ってるところがステンレスです。

これはインフォメーションボード枠内の見切としてステンレスの角棒の6ミリ角を

使いそれに壁取付ができるようにアンカープレートをつけて固定しています。

 

terebiinnfo11.jpg

このテレビがかけられたインフォメーションボードも同じように外周をステンレスの角棒を使って

四方枠に加工して固定しています。

ぱっと見ぜんぜんわからない施工事例ですが壁とインフォメーションボード枠の見切りという

重大な任務?遂行中でございます!!

 

 

habakisuto1.jpg 

さて、お次も普通は見たつもりでもほとんど記憶に残らねい床面にご注目!

床と壁とのわずかなスペースに鎮座?し、張り付いておりますのが

ステンレスの巾木でございます。

最近はビニールのソフト巾木が文字通り巾><をきかせてますが

やっぱりステンレス製を使うと空間のクオリティーが上がりますね^^

 

 

habakir1.jpg 

こちらも巾木ですが曲面の壁に納まるようにロール加工しています。

ステンレス巾木も単純に後施工で切板を貼る場合もありますが

今回は先に巾木を取付してボードを後貼りするのでボードがのるように

上部を曲加工した仕様だから巾木も立体的にみえますよね・・・

 

 

kaunnta1.jpg 

これはエントランスの受付カウンターですがカウンター上部にあるガラス枠が

オールステンレス製です!

写真では分かりにくいですが枠自体とガラス押さえはフラットバーを使用し

ガラスが入るようにもちろん取り外し可能な着脱式です。 

heimenn.jpg 

 

dannmenn.jpg 

 

見た感じは内部がどんな納まりになってるかわりにくいので

図面的にはこんな感じになってますよ^^

フラットバーの組み合わせですが化粧建具なのでできるだけ見える方向には

溶接ビードは出さないように組み込み製作しています♪

 

 

kauuta-2.jpg 

 本体すべてステンレスのフラットバーなので重量もありますが

こうして取り付けられてガラスが入り、まわりも仕上がってオフィスの一部になってる

製品を見るとなんかいつもうれしくなるのであります^^

ということで今回のオフィスビルでのステンレス製作金物レポートは終了ですが

普段は何気なく見て気づかないことも多いいですが既製品ではなく

現場に必要なステンレス製作金物でこれからも皆様のお役に立ち、

社会に貢献してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

 

見学後記

それにしても綺麗なオフィスでした!!

こんなオフィスで仕事したら気分も最高で能率上がるんだろうと実感しました!

自分の会社のオフィス?事務所、もうちょっとなんとかせねば・・・・><

 

 

 

 

 

 

出荷工場から皆さんのお手元に届くまで2008/12/15

今回は出荷工場から皆さんのお手元に届くまでの過程をご紹介したいと思います。

1)まずは、ハンドソーで寸法切りをし、バリを取ります。この時、あらかじめベンダー曲げに必要な寸法を計算してだしておきます。
柱はパイカットでえぐり加工した後、バリ取りします。

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2)この時にパイプの中に入った油をよく拭きとっておかないと、
2008_12_02.jpg

2008_12_08.jpg溶接の際苦労することになります。










3)当社では手摺などのコーナー部は従来の先端を叩いてRにする方法やエルボをつなぎ合わせる方法をできる限り少なくして、自社べンダーで手摺としてどなたにも握りやすく形状的に美しい曲げ加工が可能になりましたので、従来の方法よりもコスト的に安く皆様にお届けできるようになりました。

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4)寸法や角度に注意して溶接で仮付します。
この時に製品の誤差を少しでも無くす為に、大きい鉄板の上に

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5)実物の原寸を墨だしして行います。
溶接の熱によるひずみを取り、溶接焼けの除去作業に入ります。
一般的な電解研磨という方法で行います。酸性の電解液を電極の先につけた布に浸し、電気を流して溶接の焼けを分解していく方法です。

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6)焼取り後、中性またはアルカリ性の洗剤で念入りに水洗いします。この時電解液や洗剤をしっかり流しておかないとシミやトラブルの原因になるので、注意しています。

2008_12_06.jpg



7)水洗い後は、よく空拭きしてから、養生テープを巻いて出来上がりです。

2008_12_07.jpg


皆さんが普段、何気なく目にしているステンレス製品も以外と手間が掛っているんですよ。
おもしろいでしょ♪

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