技術者ブログ

新築住宅のロートアイアン階段スチール手すり2012/03/31

今回のオーダー製作品のレポートは新築住宅の階段に設置する

ロートアイアンを使用したアイアン手すりです^^

完成設置後はこんな雰囲気ですが完成品は住宅や店舗、商業施設で数多く

目にすることがありますので今回はロートアイアンを使った手すりの製作レポートです! 

 

ro-to11.jpg

 

 

 

これが今回使うロートアイアン手すりの材料を必要の長さに切った状況です。

メイン部材はすべてロートアイアンを使いますがコストを下げるためにメインでない

下桟材は既成のフラットバーで対応します!

ro-to1.jpg

 

 

今回の階段手すり用のロートアイアンの使用部材、手前からエッジハンマーエンド、

エッジハンマーパイプ、ねじりデコレーションバーを使い階段手すりを作っていきます^^

写し忘れてますが笠木はもちろんエッジハンマーフラットバーです! 

ロートアイアン手すりの部材は既製のスチール材に比べ非常に高価なので

カットミスが無いように慎重に作業していきます。

ro-to2.jpg

 

 

 

定盤に手すりの原寸を墨だしして仮組をしていきます。

仮組とはいきなり本溶接などをしないでポイントのみを仮固定して組立てる事です。

この段階で部材と原寸の誤差を調整していきます。

調整することによって本溶接した時の歪を最小限に抑える事ができるので

製品のクオリティーを高める効果につながります^^ 

ro-to3.jpg

 

 

 

階段勾配部から水平部へのコーナー部は写真ようにエッジハンマーフラットバーの

風合いを損ねたくないので溶接で繋ぐのではなく曲加工で一体感を出して製作します^^ 

ro-to4.jpg

 

 

 

仮組を済ませたら本溶接です。

できるだけ歪を出さないように筋交いを取り付けて順序を考えなら溶接します。

本溶接は順序が一番重要なんですよ♪ 

ro-to5.jpg

 

 

溶接方法はTIG溶接で行います。

TIG溶接は他の溶接方法より時間はかかりますが仕上がりが綺麗で装飾性が高い

製品としての質が向上します^^

鉄骨工事に含まれたスチール手すり作るような溶接方法では仕事自体が

違いますので装飾性が重要になる製品にはそのクオリティーにあった方法で

私たちは製作します^^ 

ro-to6.jpg

 

 

 

仕上げは現地にてOP仕上げですが、本溶接完了後は工場で錆止め塗装して出荷です。

ro-to7.jpg

 

 

 

これが設置後の階段手摺ですが固定方法も取付用のビスなどが目立たないような

方法で固定しています♪ 

おしゃれで人気の高いロートアイアン手すりなので

プロバンス調やカントリー調の住宅に非常によく似合いますね^^ 

 

ロートアイアンを使用した手すりは人気がある反面、高くて使えないと

思われるお客様もおられます。

確かに部材も高価ですがメーカーなどに製作まで任せると予算的に

厳しくなる事もありますがロートアイアンなどの場合、お客様の支給材にて

製作のみのお手伝いも可能ですのでお気軽にお問い合わせください^^

 

ro-to99.jpgr

 

w

 

 

 

サイズが合わない場合は...ORDER MADE
お気軽にオーダーメイド窓口でご依頼ください。

規格サイズにジャストサイズがない場合や特注サイズがご希望の場合は特注製作をもっとも得意!とし、即対応!の私たちにご相談ください。
お客様に合ったご提案をさせていただきます。

技術者ブログ

ここでは、様々なステンレス製品の加工情報や奮闘記など、弊社技術者がブログで情報発信しています。

最新エントリー
記事別カテゴリ
年別アーカイブ
SDGS
オーダーメイド窓口
  • 技術者ブログ
  • ステンレス加工情報
  • OUTLET
  • お見積り
  • お問合わせ
有限会社 セイコーステンレス
〒721-0952
広島県福山市曙町3丁目9番17号
TEL: (084)957-9266(代)
FAX: (084)957-9286

JWES認定